今日エナロイの勉強会があった
それで思ったことをまとめる
間違っていたらごめん
なお、自分用メモなのでわかりにくいかも
あとは添付文書見てわかることは省略しています
と、いうか基本的には添付文書を見ればわかるので、今日はMRさんとの質疑応答や思ったことについてまとめた
エナロイの2mgと4mg見た目ほぼ同じやん
エナロイってさ
- 2mg
- 4mg
って2つの規格があるんだよね
でもさ、この2つ、、、見た目ほぼ同じ
迷惑すぎる、、、
- 直径も
- 厚さも
- 重量も
- 色も
同じ
違いは印字のみ
これは結構嫌
一包化とかしたら見にくすぎるよ、、、
大きさ変えるとか色を変えるとかしてほしかった、、、
併用注意が面倒くさすぎる
併用注意がめんどう
- キックリン
- レナジェル
- フォスブロック
- ホスレノール
- カルタン
- リオナ
などなどいろいろありすぎる、、、
これらと十分な時間を空けないで服用したらエナロイのAUCが下がるってさ
要するにエナロイの薬効が下がるのね
これはめんどい
だって腎臓悪ければこういう薬よくでるじゃん
特に透析だね
うん。ちょっとめんどい。
でもねでもね、これはマシみたい!
HIF-PH阻害剤はこの辺の薬とみんな?相互作用あるみたい
その他に他薬には
- プラビックス
- リピトール
と相互作用がある薬もあるみたい
だからエナロイはマシみたい
用法って実際には就寝前がよくね?
用法は1日1回食前または就寝前
となっている
でもさっき話したように透析患者さんだとホスレノールやキックリンとか飲んでいる人が多い
だから食前だと相互作用があってエナロイが十分効かない
だから製薬会社としては就寝前の用法を勧めているとのこと
まぁそりゃそうだよね!
就寝前が無難だもん
薬剤師側としては
ホスレノールやキックリンなど飲んでいる患者さんにエナロイが食前で出てしまったら、疑義照会して寝る前に変更してもらうのが良さそう
しっかり覚えておこう
休薬した場合には、休薬前より少なくとも1段階低い用量で投与を再開すること?
添付文書にこんな記載が
休薬した場合には、休薬前より少なくとも1段階低い用量で投与を再開すること
ってあるんだよね
例えば血液透析患者は開始用量が4mgなんだよね
それで休薬したら1段階下の2mgから再開するの?
でも開始用量が4mgだから4mg服用して休薬したら4mgから再開でいいの?1段階下っていうのは6mgとか8mgで飲んでいる人の話なのかな?
などなど思った
MRさんに聞いたら
4mg開始で休薬して、再開する場合も1段階下から。2mgで再開です
とのこと
へーって思った。忘れそうだししっかり覚えておこう
エリスロポエチンからの切り替えの注意
腎性貧血って言うとエリスロポエチン製剤(赤血球造血刺激因子製剤)が思い浮かぶ。だけどエリスロポエチンが副作用で使えなかったり、効果がいまひとつでHIF-PH阻害剤に切り替わることもある
その時の注意点など
用量のこと
用量は添付文書通りに使うとのこと
- 保存期慢性腎臓病や腹膜透析患者は2mgスタート
- 血液透析患者は4mgスタート
とのこと
エリスロポエチン製剤を高用量で使っていても切り替えたらしっかり初期用量からスタートとのこと
ヘモグロビン濃度のこと
たぶんさっき書いたことが影響しているんだろうけれど
保存期慢性腎臓病患者や腹膜透析患者がエリスロポエチン製剤からエナロイに切り替え後にヘモグロビン濃度が低下することがあるから注意
とのこと
高濃度でエリスロポエチン製剤使っている人でもエナロイに切り替えると初期用量からだからまぁ一時的に下がるってのも納得できる
でも、ここに血液透析患者は入っていないんだよね
血液透析患者は切り替えてもヘモグロビン濃度が下がらなかったんだって
この辺はHIF-PH製剤間でもちょっとずつちがっているから注意が必要ってMRさんが言っていた
他のHIF-PH阻害薬からの切り替えは?
他のHIF-PH阻害薬から切り替え時もやっぱり初期用量からだって
他のHIF-PH阻害薬用量マックスで使っていても初期用量からだって
切り替えのデータがないから初期用量から
って言っていた
院外処方か院内処方か
- 血液透析は院内処方
- 保存期慢性腎臓病患者や腹膜透析患者は院外
とのこと
これは色々ルールがあったよね
保存期慢性腎臓病や腹膜透析患者は昔からHIF-PH阻害薬は院外で出せる
血液透析患者は確か
エベレンゾが発売された当初は院内のみだった気がする。その後院外でも出せるようになった。
でもなんかデータ取ったら院外出せるようになってもほとんどの病院が院外に出さずにう院内で処方していたみたい。
だったら血液透析患者のHIF-PH阻害薬は院内でいいよね?
ってことで2022年4月からまた院内のみになった
と聞いた
まぁ歴史はいいや
要するに調剤薬局としたら
- HIF-PH阻害薬を調剤するのは保存期慢性腎臓病か腹膜透析患者
- もし血液透析患者に出てしまったら疑義照会
って感じだね