患者さんとの会話で
「骨の薬を院内で打つことになった」
とのこと
院内で骨の注射。半年に1回
詳しく聞くと
半年に1回骨の注射を院内で打つとのこと
心のなかで
あぁプラリアか。なるほどねー
と思った。
ん?デノタス出ていなくない?だめじゃない?
次回患者さんへの投薬
半年に1回の骨の注射始まったんですか?
と聞いたら
今日打ってきた
とのこと。
院外処方はDo処方だった
特に何も気にせずにお渡しした
その後の薬歴書きで、、、
あーーーー、プラリア打っているのにデノタス出ていないじゃん
やらかしたーー
プラリアやランマークと言ったデノスマブ製剤はデノタス必須だよね?
低カルシウム血症とかで大変になった過去なかったっけ?
それでデノタスが必須になった記憶がある
やらかしたー
と思いながら添付文書を見る
活性型ビタミンD製剤が出て入ればOK
本剤投与により低カルシウム血症があらわれることがあるため、血清補正カルシウム値が高値でない限り、毎日カルシウム及びビタミンDの経口補充のもとに本剤を投与すること。ただし、腎機能障害患者や、既に活性型ビタミンDを使用している患者においては、適宜、活性型ビタミンDを使用するとともに、カルシウムについては投与の必要性を判断し、投与量を調整すること。また、投与開始後早期及びその後も定期的に血清カルシウム値を測定し、血清補正カルシウム値の変動や、痙攣、しびれ、失見当識等の症状に注意すること。なお、本剤の国内第Ⅲ相臨床試験では、全ての患者に対して、治験期間中に毎日少なくとも600mgのカルシウム及び400IUの天然型ビタミンDが補充された。また、市販後に低カルシウム血症と報告された症例のうち、発現日が確認できた症例の約半数は、初回投与から7日以内の発現であった。
添付文書より引用です
詳しく見てみるとデノタス必須ではないみたいね
- 血清補正カルシウム値が高値
- 腎機能障害患者で活性型ビタミンD製剤投与中の患者
- 活性型ビタミンDを使用している患者
はデノタスが必須ではないってこと??
でも実際調剤薬局の薬剤師としての目線からすると
血清補正カルシウム値が高値→薬局ではわからないのでデノタスが出ていなかったら疑義照会
活性型ビタミンD製剤を投与中の患者→デノタスが出なくてもOK。もしかしたら検査値に応じてカルシウム剤がでるのかも?でも、カルシウム剤が出なくても疑義はしないかなー
腎機能障害患者っていうのはよくわからないーーー添付文書が見にくすぎる、、まぁ活性型ビタミンD製剤があればデノタスなくても疑義はいらないって感じかな?
よくよく考えると、例えば透析。腎機能障害患者だよね透析は。この人にデノタスは適さないってことかな?
腎機能障害患者には【活性型】ビタミンDって書いてあるものね。デノタスは天然型だものね。
まぁそもそも腎機能障害患者はビタミンDを活性型にすることができないから天然型のデノタスじゃなくて、活性型を使えって話だよね。
確か腎臓と肝臓で2回水酸化とか受けて活性型のビタミンDになった気がする。腎臓が弱っていれば活性になれないものね。うろ覚えだけれど
ちなみにこの患者さんはしっかりと活性型ビタミンD製剤飲んでいました。
だから疑義照会もいらないね
セーフ!!
プラリアにはデノタス必須だと思っていたけれど違うんだね
勉強になったぜ
あ、ちなみにランマークとプラリアの例にはあったことないです
調剤薬局の薬剤師として多い例はプラリアだよね